【レビュー】5分で論理的思考力ドリル 無印(標準)編

【レビュー】5分で論理的思考力ドリル 無印(標準)編

以前購入した、ソニー・グローバルエデュケーション著の「5分で論理的思考力ドリル」シリーズ3作品のうち、一番スタンダードな白色のテキスト「無印(標準?))編」についてレビューしたいと思います。

【レビュー】5分で論理的思考力ドリルレビュー

本書の特徴

思考回路図2
※学研出版サイトホームページ抜粋
思考回路図1
※学研出版サイトホームページ抜粋

ソニーグローバルエデュケーションでは、論理的思考力を以下の5つの思考回路に分けて定義し、それらを総合的に成長させることによって、論理的能力の向上目指すように本書は作られています。

  1. スキャン回路:読み取る力
  2. クリエイト回路:ひらめく力
  3. リバース回路:逆算する力
  4. ノック回路:洗い出す力
  5. ステップ回路:組み立てる力

そもそもの「論理的思考力」とは簡単に言うと、
『ある問題をクリアするために、何を、どのように、どんな順番でといったことを考え・解決する能力』であると考えています。

それらを上記の「5つの思考回路」に合わせると以下のようになります。
1.スキャン回路で、「どんな問題が起きているのか」を整理。
2.クリエイト回路で、「問題に対する解決策(ゴール)」をひらめく。
3.リバース回路で、「解決策に至るまでのプロセス(スタート→ゴール)」を逆算する。
4.ノック回路で、「各プロセスの内容」を考え、抜け漏れがないか確認。
5.ステップ回路で、「各プロセスの順序」を整理し、1つ1つ組み立てる。

5分で論理的思考力ドリル 無印(標準)編

5分で論理的思考力ドリルの「無印(標準)編」は白色の表紙のものになっています。

本教材によると、小学校4~6年生向けの教材だそうです。
5分で論理的思考力ドリルシリーズの全3種類のうち、この「無印(難易度標準)」と、以前レビューした「ちょっとやさしめ編」については、小学校低学年では少し難しいかもしれませんが、小学校3年生からならある程度の問題は理解できると思います。

基本的な解き方としては、まずは5分間自力で考える。
それで分からなかったら、次のページにヒントが書いてあるので、それを読んでもう一度考える。(こっちも5分位)
それでも分からない場合は、答えを見て内容を理解する。といった形でうちでは進めています。
大事なのは、解けなかったとしても、答えを見て「あぁ・・なるほど!」と、答えを導き出すための過程(プロセス)と結果(答え=ゴール)がしっかりと理解できれば万事OKかと思っています。

教材の内容

教材の内容を一部紹介しようと思います。

例題

問題:7人でジャンケン
7人でジャンケンを1回しました。
みんながのばしている指の数の合計は13本でした。

グー、チョキ、パー、それぞれ何人ずついますか?

といった問題になります。
難易度★★★となっていますが、これは大人なら比較的簡単かな?

まずは5分間自分で考えましょう!

それでも解けなければ以下ヒントを見てみましょう。

ヒント

ヒントにあるように、チョキ=2本、パー=5本と考えると、
13(奇数)にするためには、パー(奇数)を必ず1回は使うことが分かります。
つまり、5+X+X+X+X=13にすればいいんですね。

正解はこのブログの最後に載せておきます。


目次

こういった問題が35問入っています。

毎日1ページやると、大体1ヶ月ちょっとで終わります。


思考力ひろがるワークとは違って、5つの思考回路を総合的に向上させるため、回路別に章分けされております。

まとめ

問題の難易度に関しては、小学校低学年では難しいところがあると思います。

たまに算数の公式を理解していないと解けないものもありましたので、そういった問題は親子で一緒になって解いて頂ければと思います。

教材自体も『5分で~』とタイトルに付いているだけあって、5分考えて分からなかったらヒントを見て良いことになっています。
うちの場合は、ヒントを見てちょっとしても分からなかったら答えを見て良いことにしています。

そのため、そこまで時間をかけずに出来るので、そこは良いポイントなのかなぁと思っています。

手軽にできるので、みなさんも是非購入し、親子一緒になって問題に挑戦してみてください!

 

正解:「パー」ひとり(5本)+「チョキ」4人(8本)で残りが「グー」2人(0本)