【レビュー】Z会 小学生のための思考力ひろがるワーク 標準編 はっけん
2020年度からプログラミング教育が必修化され、「思考力を育てる」ことも重要視されるようになりました。
そういった「思考力」に関する教材を実体験を元に紹介をしています。
また、一部内容を紹介、どのような力が身に着くのか説明していますので、是非参考にして頂ければと思います。
では、前回紹介した教材の内、標準編 はっけんを紹介したいと思います。
本書の特徴
本の裏表紙に書いてあることですが、Z会では「思考力」を以下6つのスキルで定義しています。
- 連想力
- 試行錯誤力
- 論理的判断力
- 情報整理力
- 注意力
- 推理力
この標準編 「はっけん」では特に、「情報整理力」と「注意力」をきたえることにフォーカスをおいた商品です。
基礎編 「はっけん」も同じでしたが、基本的にはバランスよく他の能力も鍛えられると思いますので、そこまでに気にしなくても良いと思います。
■情報整理力(整理する力)
与えられた情報を自分で考えて、順番や必要・不要など整理して、情報をまとめなおす。
いろいろな情報から関係のあるものを見つけたり、必要なものだけを見極めるなどの力。
■注意力(よく見る力)
問題をまず「全体」~「細かい」ところまで注意して確認することができる力です。間違いさがしのような全体的におかしくないか、細かい部分に違いはないか、など見つけれるよな力もあります。
思考力ひろがるワーク 標準編 はっけん
Z会のしょうがくせいのための思考力ひろがるワーク 標準編 はっけん
は、以下の黄緑色の本です。
本教材によると、小学校3~5年生向けの教材だそうです。
思考力ひろがるワークの全5種類のうち、現状のところ最後のシリーズになります。
その前の教材として、「標準編 あなうめ」があります。その続きとして、「標準編 はっけん」があって、これで最後になっています。
教材の内容
教材の内容を一部紹介しようと思います。
「1文字ずつ選んで言葉を作ろう」というタイトルのもので、最初の問題では、4文字の言葉を3種類、次の問題では6文字の言葉を3種類作りますが、色々な組み合わせがあり、クイズ感覚で楽しめます。
この問題では、文字をつなげて言葉を連想し、いくつものパターンで注意して考えてみる必要がありますので、「連想力」「試行錯誤力」「注意力」が身に着くというわけです。
なお、1問目の一番上の文字をつなげると、「エプロン」となりますが、それはひっかけです!
こちらは「おつりの枚数を少なくしよう」というタイトルの問題です。
この問題は結構身近な問題だと思います。
レジでお金を払うときに、おつりの硬貨の枚数をなるべく少なくなるようにお金を出している人結構いますよね?
内容としては、そのままですが、今持っているお金の枚数(500円玉1枚、100円円玉2枚、10円玉2枚、1円玉3枚とか)から考えて、買うもの(オレンジジュース198円)を買った時に、一番おつりの枚数が少なくなるようにお金を出しましょうという問題です。
この問題では、複数ある情報(今持っているお金の枚数、買うものの値段)から論理的に計算し、何パターンか試すことで一番少ないおつりの数を導き出すといった、「情報整理力」「論理的判断力」「試行錯誤力」が求められ、答えを解くことでそれらを身に着けることができるということになります。
ちなみにうちの子は最後の問題は難しかったけど、自力で解くことができて満足したそうです。
こういった問題が50問入っています。
毎日1ページやると、大体2ヶ月で終わります。
本シリーズはこれが最後となりますので、次回以降何をするかは検討中です。
まとめ
思考力ひろがるワーク 基礎編 はっけんは、「思考力」のうち
「情報整理力」「注意力」の向上がメインとなりますが、他の能力もバランスよく身に着くように工夫されています。
また、間違い探しやクイズのような問題で、楽しく取り組むことができるため、こどもたちも継続して実践できる良い教材だと思います。
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