マインクラフト×プログラミング MakeCode チュートリアル10

マインクラフト×プログラミング MakeCode チュートリアル10

今回のチュートリアルでは、溶岩のブロックを使って、塔のようなものを
建築していきます。
チュートリアル名は「Lava Tower」(溶岩の塔)
Lava(ラーバ)は溶岩という意味で、
Tower(タワー)が塔ですね。
溶岩に水をかけると、固まっていくという性質を活かして、
塔を作っていきます。

それでは、いつものようにマインクラフトを起動して、コードコネクションを使ってマインクラフトに接続したら、MakeCodeのエディターを開いてください。

<概要>
「Lava Tower」は溶岩ブロックと、水ブロックを上から落として、溶岩を固めていくチュートリアルです。
今回の内容を通して、時間をストップさせる方法を学びます。

今回の目標

①溶岩ブロックと水ブロックの落ちる速さの違いを理解する。
②時間を止めることの利用方法を学習する。

溶岩ブロックを使って塔を建築!

MakeCodeのエディター画面から、下記画像の赤枠でかこんだ、
「Lava Tower」をクリックしましょう。
そして前回同様、 「ブロックでチュートリアルを開始」をクリックしてください 。

チュートリアル選択画面
Lava Towerを選択しよう
プログラミング開始

今回も上側の説明文が英語になっています。まだ日本語化していないようなので、私が翻訳します。(間違って翻訳したらごめんなさい。文法とかはあまり気にせずに大体で訳します)

ブロック設置場所のおさらい

①.まず最初にチャットコマンドを「run」から「tower」に変更しましょう。
このコマンドの部分はいつもそうですが、自分の好きな分かりやすいものに
変えてもらっても問題ありません。
それでは次へボタンを押してください。

今度は左側の黄緑色のボタン、ブロックから「ブロックを~の地点に置く」
を持ってきましょう。
そして、ブロックの部分の絵を「草ブロック」から「溶岩」へ変更します。
から溶岩ブロックに変えれましたか?

さらに、溶岩が落ちてくる場所の設定をします。
「~0~0~0」の部分を「~5~20~0」に変えましょう。

このブロック設置場所をまた簡単におさらいします。
最初の数字 :プラスだと「東」、マイナスだと「西」
真ん中の数字:プラスだと「上」、マイナスだと「下」
最後の数字 :プラスだと「南」、マイナスだと「北」

よって、今回の場合「~5~20~0」なので、
東に5マス、上に20マスの場所から「溶岩」が出てくることに
なりますね。

プログラムの例

溶岩と水の落下スピードの違いは?

それでは次に進みましょう。

また、黄緑色のブロックボタンから「ブロックを~の地点に置く」
を持ってきて、さっき作った、溶岩ブロックの下側に置きます。
今度は「草ブロック」を「水ブロック」に変えましょう。

そして、今度は「東に5マス、上から135マス」の場所から
水が流れてくるように設定しましょう。

溶岩は上から地面まで流れてくるスピードが遅く、
水は流れてくるスピードが速いため、水のほうが上側から出てくるように
設定しています。
答えのプログラム例はあとで、

それではスタートボタンスタートボタンを押してから、
ゲームに戻りましょう。
まずは、「t」か「Enter」ボタンを押して、チャットモードにします。
そして上で設定したチャットコマンドの「tower」を
入力して、「Enter」を押しましょう。
上を向いてみましょう。溶岩と水が落ちてくるはずです。

プログラムの実行例1
溶岩がでてきたぞー!
プログラムの実行例2
水も降ってきたぞー!
プログラムの実行例3
溶岩と水で塔ができた!

さてみなさん、溶岩と水の落ちてくるスピードの違いが分かりましたか?

最初に溶岩が出てきて、ちょうど地上に到着するころに、水も地上に
着くことができたでしょうか?

見えなかった人はもう一度プログラムを実行して、後ろに下がって「溶岩」と「水」両方が見えるように調整してみましょう。

プログラムの例は下に記載しておきます。

プログラムの例

塔を完成させる

②.このままだと、水がずぅーっと落ちてきていますね。
水を消すために、水ブロックがある場所に「空気ブロック」を
置いて、塔を完成させましょう。

まず、今回のプログラムでは、最初に「溶岩と水」が上から落ちてきて、
大体10秒程度で、地面につきます。
その後に、「空気ブロック」で水を消したいので、
①「10秒待つ」というプログラムを入れてから、
②そのあとに、「空気ブロック」で水を消す
という風にしてみましょう。

左側のループボタンから、「一時停止(ミリ秒)」を持ってきて、
プログラムに入れましょう。
今は100ミリ秒停止することになっていますが、「10秒」
待ちたいので、数字を変える必要があります。

100ミリ秒は「1秒」です。さて何秒にすればいいか考えて、
数字を変えてみましょう。

そのあとに、また「ブロックを~の地点に置く」を持ってきて、
「一時停止ブロック」の後に入れましょう。
空気ブロックの設置場所は、水ブロックと同じように
「5,135,0」という風にしましょう。

それではプログラムが完成したら、実行してみます。

プログラムの実行例
外側が丸石で、真ん中が黒曜石になったね!
プログラムの例

最終的には上のようなプログラムができたと思います。

そして、実行するとまずはじめに、
①溶岩が落ちてきます。
②水が、そのさらに上から落ちてきます。
③水の方が速いので、上から落ちてきて溶岩が
 地上に着くのと同じくらいのタイミングで水も
 地上に到着します。
④10秒後から空気ブロックも下にどんどん落ちてきて、
 最終的に水が消えることで「塔」が出来上がり!

まとめ

さてさて、今回のチュートリアルを通して、「溶岩」と「水」の落ちてくる
スピードの違いは理解することが出来ましたか?

そして、新しいブロック「一時停止」を使って、「溶岩が固まった後に」
水を消すという順番でプログラムを作ることできたでしょうか。

なぜ、今回「一時停止」をしたのかを理解するためにも、みなさんで、
一時停止をしなかった場合、どうなるんだろう?といったことを
考えてみましょう。

それでは、また次の学習で!