【レビュー】Z会 小学生のための思考力ひろがるワーク 発展編

【レビュー】Z会 小学生のための思考力ひろがるワーク 発展編

プログラミング教育が必修化されましたが、皆さんはどのように家庭学習などでこども達の成長を促しておりますでしょうか?

今回は、小学生の論理的思考力を養えるようになるテキストを、一つレビューさせて頂きたいと思います。

本シリーズ6作目となる、小学校高学年向けのドリルとなります。
過去の他シリーズは下記リンクを参照して頂ければと思います。

本書の特徴

思考力の定義
※『Z会 小学生のための思考力ひろがるワーク』ホームページ抜粋

本の裏表紙に書いてあることですが、Z会では「思考力」を以下6つのスキルで定義しています。

  1. 連想力
  2. 試行錯誤力
  3. 論理的判断力
  4. 情報整理力
  5. 注意力
  6. 推理力

この発展編は、過去6つのテキストの総集編として、全体的にバランスよく思考力を鍛え、さらに以前より難しい高度な問題が取りそろえてあります。
また、問題の数は他シリーズと同じく50問ではあるものの、問題の種類・バラエティが豊富となっており、総集編の名に恥じないテキストでした。

思考力ひろがるワーク 発展編

Z会のしょうがくせいのための思考力ひろがるワーク 発展編は、以下の紫色の本です。

本教材によると、小学校5~6年生向けの教材だそうです。
思考力ひろがるワークの全6種類のうち、最終編ということで、小学生の高学年向けということになりますね、
その前段の教材として、「標準編 あなうめ」、「標準編 はっけん」がありまして、今作で総仕上げになっています。
まぁ、全シリーズを網羅しなくても、お子さんの学年に合わせたドリルを使えばよいのではないかと思います。

教材の内容

教材の内容を一部紹介しようと思います。

問題例

「モビールをつり合わせよう」というタイトルのもので、左側にある図で、最初に「かざりの重さ」と「支点からの長さ」の関係を説明しています。

つまり、おもりがつり合っている状というのは、
ピンクのアメの重さ×支点からの長さ = 青いアメの重さ×支点からの長さ
の関係になるということですね。

そういった公式を理解した上で、右側のページを解いていきます。
ただ、もちろんその公式に数字を当てはめるだけで正解できるわけではなく、ここから本当の「思考力」を使って解いていく必要があります。

右側の絵を見ていただければ分かるように、ムラサキのおもりしか重さが書いてありません。その一つのヒントを元に全てのおもりの重さを計算していくという問題になります。

この問題では、公式を理解する、また、数種類あるおもりの情報(おもりの種類・おもりの数、支点からの長さ)を整理して、正解を導くといった「論理的判断力」「試行錯誤力」「情報整理力」をフルに使って解いていきます。

ちなみに、こういった場合はシンプルに一番分かりやすいところから解いていくという順番(非公式な公式)がありますので、簡単そうなところから解いていきましょう。

 

正解はこのブログの最後に載せておきます。


目次

こういった問題が50問入っています。

毎日1ページやると、大体2ヶ月で終わります。
本シリーズはこれが最後となりますので、次回以降何をするかは検討中です。

まとめ

思考力ひろがるワーク 発展編 は、様々な「思考力」を使って、問題を解いていくことで論理的思考力を伸ばすことができるようになっています。

対象は小学生高学年向けとなっており、小学生としては難易度は高い問題集です。
こどもだけでは分からない時は、おとなも一緒になって考えてあげると良いと思います。
そうすることで、家族で楽しむこともできます。

実際に我が家の小学5年生のこどもでも、解くことはできましたし、どうしても分からない場合は答えを見れば内容も理解できたようなので、そういった方法でもよいではないでしょうか。

 

問題解答